近年、食生活の変化によりやわらかい食べ物が多くなってきています。
小児が好む食べ物ランキングとして今はカレーライス、ハンバーグ、オムライス、スパゲッティーなど昔に比べ欧米化してきています。欧米の食べ物は昔からの日本食に比べ、比較的あまり噛まなくてもよいものが多いのです。
あまり噛まない=顎の発達がうまくいかないことがあります。
最近では、顎がうまく発達できないために永久歯がうまく並ぶことができず、歯並びが悪くなってしまうお子さんを多く見かけます。
歯並びに関しては『矯正』という方法がありますが、矯正は永久歯が生えそろったころからのスタートになります。
乳歯の頃の小児は顎の成長を促してあげる『拡大床』という方法があります。これは、顎の拡大を目的としています。取り外し式のものになりますが、この装置をつけることにより、顎を広げて永久歯が並ぶ十分なスペースを作り出してあげるのです。
しかし、この装置を使ったからといって必ずしも矯正をしなくてすむわけではなく、永久歯が生えそろった頃に状態により矯正が必要になってくるケースもあります。
お子さんの歯並びで気になることがあれば一度歯科医院で相談されてみるとよいかと思います。