冷たいものや、熱いものを飲食した際にしみることはないでしょうか。
冷たいもの、熱いもの、どちらがしみるのか、またどのくらいの時間しみているかで治療の内容は大きく変わってきます。
歯は、外側から硬いエナメル質、つづいて象牙質、その中に歯髄(神経)が通っています。
冷たいものがしみる場合は、温度刺激が象牙質をとおし、歯髄まで伝わって症状が出ている場合です。
『虫歯』や『知覚過敏』、『治療後の刺激』によって起こる場合があります。
では、逆に熱いものがしみる場合。これは歯髄が炎症を起こしたり、化膿したりしていて症状が起こっていることが予想されます。
特に歯髄が化膿してしまっている場合は中の圧力が高まり、熱いものを含むと痛みが強くなる場合があります。
『歯髄炎』、『根尖性歯周炎』、『神経の治療後、まだ神経が残っている場合』などが予想されます。
冷たいものがしみても、その時のみ、また一瞬で痛みが治まる場合は経過を見る場合もあります。
熱いものがじーんと長くしみて痛む、ズキズキ痛むようであれば神経の治療が必要になる場合が多いです。
虫歯は自然には治癒はしません。長い間放置しているとその歯自体を残せなくなり抜歯になってしまう場合もあります。
歯科医院で早めの受診をお勧めします。