みなさんメタボリックシンドロームという言葉をご存知でしょうか。
生活習慣病のひとつで、内臓に脂肪がつくことで、動脈硬化や心臓病など重度の病気を引き起こす引き金となります。
診断基準として腹囲の大きさ、また、血圧・空腹時血糖値・中性脂肪・HDLコレステロールの値が基準値より2つ以上オーバーしているとメタボリックシンドロームとなります。
(ちなみに腹囲の平均として、男性は85cm、女性は90cmとなります)
メタボリックシンドロームは略してメタボと言われています。メタボ(肥満)の方は血糖値が高い方が多くみられます。
血糖値が高くなると歯ぐきが腫れやすい傾向にあり、放置していると歯周病の進行に繋がります。
歯周病が進むと歯が抜け落ちていってしまいます。歯がなくなることで食事をしっかり噛めなくなることから消化不良をおこし
身体への負担が大きくなったり、身体のバランスが崩れたり、認知症を早めてしまうことにも繋がります。
しっかり噛まないと満腹中枢を刺激することも少なくなり、さらに多く食事を取ってしまい肥満を増加させることに繋がります。
健康は健口といわれるように、健康を保つためには口からの食事が大切になります。
しっかり噛めるためにも歯は大事にしていかなければなりません。
メタボが気になっている方は食事の回数など見直してみるとよいかもしれません。急いで食事を済ませたり、テレビや携帯を見ながらの食事など噛む回数が少なくなる傾向にあります。
一口に噛む回数は30回が目安とも言われています。しっかり噛んでメタボも予防していきましょう。
歯がグラグラしてきていたり、歯ぐきが腫れたりされている方は身体の健康のためにも早めの治療をお勧めします。