頬杖をついたり、寝るときに横を向いて寝たり、もしくはうつぶせの状態で寝たりすることはないでしょうか。
うつぶせの状態で雑誌を見たり、長時間携帯をみたりすることも注意が必要です。
心当たりがある方は一度お口の中、歯並びの状態を確認してみましょう。
歯が内側に入り込んで生えていたりしないでしょうか。
これは、上記のような癖が原因で自分で自分の歯並びを悪くしてしまっている状態です。頬杖をついたり、横を向いて寝たりするとその部分のみに頭の重みが一点集中してしまうのです。歯を動かすくらいの力(頭の重み)が歯にかかるのです。
人の頭の重みは体重比で8~10%と言われています。体重50kgの方は約5kgあるということになります。
歯が動く力は最小であっても17gといわれています。17g以上ある頭の重みが毎日同じような癖が行われ続けることで、歯も移動してしまいます。
成長期のお子さんであれば顎の成長にも影響してきます。顎の成長は全体的な歯並びにも影響します。
一度悪くなってしまった歯並びは癖を改善したからといってもとに戻ることは難しくなります。
矯正という方法で装置やワイヤーをつけて歯に力をかけて移動しなければなりません。
歯並びが悪くなると、見た目だけでなくかみ合わせも調子が悪くなってしまい、結果からだの健康にも影響を及ぼしてきます。
自分の癖に思い当たる節がないか一度振り返ってみましょう。