何でもおいしく食事ができるように、また何でも噛めるために、健康な歯と歯ぐきが必要です。
おいしく味わうために清潔な舌と正常な唾の分泌も必要です。
ですが、現代はどんどん噛む回数が減ってきているといわれています。
1回の食事で噛む回数を比較してみると、弥生時代は1食4000回、戦後で1200回であったのが今では600回まで下がってきているそうです。食事の内容の変化に伴い噛む回数もへってきているのです。
噛む行為は、食事を細かくし消化を助ける、唾の分泌を促し飲み込みやすくする、筋肉、顎の発育に繋がる、脳への刺激などたくさんの目的があります。
噛む行為を手軽に促すアイテムとしてガムがあります。
ガムによっては虫歯予防効果、噛むトレーニング、唾液分泌を目的にしたものもあります。
食後のお口の中は虫歯になりやすい環境である酸性の状態です。唾液の分泌が多くなるとだんだんと中性になり虫歯になりにくい環境になります。食後にガムを噛むことをおすすめします。
市販のものにもキシリトールを配合したものは多く目にします。歯医者では市販では売っていないさらにフッ素を配合したガムがあります。虫歯予防効果に加え、唾の中にカルシウム、ミネラルが溶け出し、歯の再石灰化の効果もあります。
歯から溶け出したカルシウム、ミネラルは唾を介してでしか取り込めないといわれているので効果が非常にあります。
虫歯予防として注意したいことは砂糖などを使用しているものでないもの。キシリトール入りも物がお勧めです。また、噛む時間も20分以上が好ましいといわれています。
おいしく、楽しく、手軽にガムを取り入れて虫歯予防を始めてみませんか。