睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている間に呼吸障害を起す病気です。
寝ている間に何かしらの原因が重なり気道が閉じたり狭くなったりすることで呼吸が止まってしまったり、呼吸が弱くなってしまったり低呼吸(いびき)を引き起こします。
呼吸がスムーズにできないことで苦しくなり目が覚めることもあります。
ぐっすりと良い睡眠が取れないことで日中強い眠気がおこり集中力や判断力が鈍ることがあります。このことで事故を引き起こすことも起こりえます。
睡眠中に無呼吸やいびきを起すことで低酸素血症や高炭酸ガス血症となり、心臓や肺、循環器に負担をかけることになります。結果、高血圧、心臓疾患、脳血管障害を起すことにもなります。
高脂血症、糖尿病、自律神経異常、うつ病、など精神疾患にも影響する場合もあるようです。
睡眠時無呼吸症候群については医療機関にて検査を受けることができます。
検査結果により、肥満傾向のある方は減量方法であったり、耳鼻科的外科療法が必要な場合もあります。歯科では上下の歯列にマウスピースを装着する方法があります。下あごを前に押し出して固定することにより上気道を広げ呼吸を楽にするものです。個人に合わせて作製を行いますが、作製にあたっては医療機関からの紹介状が必ず必要です。