女性にとって、妊娠・出産は大きな身体の変化があります。
歯科治療に関しても注意が必要な場合があります。
妊娠中は生活の変化はもちろん、ホルモンの影響も関係し虫歯になりやすくなります。妊娠中は歯科治療を受けて悪いという時期はありません。ですが、妊娠初期はつわりや流産の危険性があり、妊娠後期は早産の危険性であったり、仰臥位低血圧症候群を起すこともあるので基本的には応急処置でとどめる事が多くなります。
安定期である妊娠5~7ヶ月が歯科治療を進める時期に適しています。
また、虫歯の状態を確認するレントゲンですが、妊娠初期はおなかの中の赤ちゃんはレントゲンのエックス線に対する感受性が高いため注意が必要です。妊娠15週以降であれば赤ちゃんの器官形成は終わっている時期であるのでレントゲン被爆に対する危険性はありません。
基本的に歯科用レントゲンはおなかに直接エックス線が当たることはないこと、鉛のエプロンを着用するため、赤ちゃんに対しての問題はないといえます。
虫歯を放置していたり、歯ぐきに炎症があるとおなかの赤ちゃんにも影響してきます。
妊娠期は精神的に不安定にもなりやすい時期です。何か不安なことがあれば小さなことでも相談してみましょう。