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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
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こんにちは(*^_^*)

今日は歯科と骨粗鬆症の関係についてお話します。

皆さんは骨粗鬆症と歯科どんな関係性があると思いますか??

お口の健康と骨の健康は、一見関係がなさそうに思えます。しかし、閉経により女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌が減少すると、骨密度が低下して骨粗しょう症を発症するリスクが高まるだけでなく、歯周病も悪化しやすいことがわかってきています。カルシウムの摂取は歯周病予防にも骨粗しょう症予防にもなるので、とくに更年期の女性は積極的にとりましょう。

歯周病は全身の病気と関係がある

歯周病は、歯周病原細菌に感染することで歯周組織に炎症が起こる病気で、糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞、肺炎など、全身の病気とかかわりが深いことがわかっています。骨粗しょう症もその一つです。

骨粗しょう症は、骨の量が減ってもろくなり、折れやすくなっている状態、もしくは骨折を起こした状態のことです。骨は常に、古い骨を壊して新しい骨を作り出す「骨代謝」をくり返して強度を保っていますが、骨粗しょう症ではこのバランスが崩れて骨を作る量よりも骨を壊す量の方が多くなり、骨がもろくなってしまいます。

骨密度は20歳頃でピークに達し、その後は年齢とともに少しずつ低下していきます。そのため骨粗しょう症の患者さんは中高年に多く、とくに60歳代以上の女性によくみられます。
女性ホルモンの一種であるエストロゲンには、骨の吸収を抑える働きがあるため、閉経に伴って女性ホルモンの分泌が大幅に減少すると、骨密度も急激に低下してしまうのです。男性も年齢とともに骨密度が低下しますが、女性のような急激な変化はみられません。

骨粗しょう症の原因はほかにも、運動不足、栄養の偏り、お酒の飲み過ぎなどの生活習慣や、喫煙、ステロイド薬などの薬剤、バセドウ病、関節リウマチ、糖尿病といった病気の影響もあります。
骨粗しょう症が進行すると、ちょっと転んだだけでも骨折しやすくなります。高齢者では骨折をきっかけに介護が必要になったり、寝たきりになることが多いため、骨粗しょう症対策は重要です。