歯の根元を指で触ると根元近くにひっかかりがある場合があります。
これは歯の根元が削れてきている証拠です。くさび状欠損といいます。
昔は歯を磨く際の歯ブラシの力が強すぎるためだと言われていたこともありますが、咬み合わせの際に発生する応力が根元に集中することにより歯の根元が削れてくることが原因と言われています。
顔が一人一人違うように咬み合わせによる力も人によって異なります。
奥歯に現れる人もいれば、前歯などに現れる人もいます。1本だけでなく複数の歯に現れることがほとんどです。
根元の部分が削れてくるとおこりやすい症状として…
●冷たいものがしみやすい(知覚過敏)
●歯磨きの際に痛む
等という症状がおこります。症状が出てきた場合、そのひとごとに原因を追究し対応していきます。
咬み合わせの調整であったり、歯を削ってプラスチックを詰める場合もあります。咬み合わせからくる歯への過剰な負担を軽減させるマウスピースで対応する事もあります。