Tips

豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
スタッフブログは移転しました。→新スタッフブログ

こんにちは(^-^)

今日はホワイトニング効果がある歯磨き粉についてです。

◯ホワイトニング歯磨き粉の効果◯

歯を白くする効果をうたう歯磨き粉は基本的に研磨剤によって歯の表面の着色汚れを落とすものです。

コーヒー、赤ワイン、たばこのヤニなどによって歯の表面についた着色には効果がありますが、歯科医院でおこなう過酸化水素を使ったホワイトニングのように歯の内部の漂泊はできません。

過酸化水素入りの歯磨き粉

高濃度の過酸化水素は皮膚に付着すると炎症を起こすなど劇物指定されている薬品です。

日本では薬事法上禁じられていますが、審美歯科先進国アメリカでは過酸化水素を添加した歯磨き粉も販売されています。ただし安全のためごく低濃度での配合のため漂白効果は限定的です。

スーパースマイル アクセラレーター
レンブラント ディープリーホワイト など
2.ホワイトニング歯磨き粉の注意点

◯研磨剤による歯や歯茎へのダメージ◯
汚れを落とす効果はほとんどが研磨剤によるものです。
磨きすぎると歯のエナメル質の削れたり歯茎にダメージを与えたりして知覚過敏の原因となったり虫歯になるリスクがあがったりする可能性があります。
また歯の表面が傷つくことで着色しやすくなりエナメル質が薄くなると内部の象牙質の色が目立って逆に黄ばんで見えるようになることもありますので注意が必要です。

◯ホワイトニング歯磨き粉を使う際のポイント◯
①強く磨きすぎない
②やわらかめの歯ブラシを使う
③週に1回など間隔を開けて使う
④歯茎は磨かないようにする

◯ホワイトニング歯磨き粉選びのポイント◯
歯や歯茎を傷つけることなくいかに歯の表面の着色を効率よく落とせるかというのが選ぶポイントになります。

1.研磨剤が微粒子で入っている
市販のホワイトニング歯磨き粉の中には舌で触れるとざらざらと感じるものが多いと思いますが研磨剤は粒が大きいほど歯を削る力が強くなります。
研磨剤の粒子をミクロレベルにまで細かくすることで歯や歯茎への刺激を少なくしながら効果的に着色を落とせることが期待できます。

2.汚れを効率的に落とすための成分が入っている
最近ではイオンの力で汚れを浮かせたり酵素の力で汚れの原因となるタンパク質を分解するような補助成分が配合して研磨作用を弱めても効率的に汚れを落とせるような歯磨き粉