皆さんのお口の中にはたくさんの細菌がいます。
たくさんいるといっても悪さをする菌ばかりではありません。
今回はお口の中の病気のひとつ『歯周病』に関係する菌を紹介します。
歯周病はいくつかの原因が重なり始まります。ですが、口の中にこれからお伝えする3つの菌が存在するとほぼ歯周病の進行が疑われてきます。これらの菌は特に注意が必要な菌でレッドコンプレックスと呼ばれています。
●P.g菌(プロフィロモナス ジンジバリウス)
●T.d菌(トレポネーマ デンティコーラ)
●T.f菌(タナレラ フォーサイセンシス)
これらの菌は慢性的な歯周病の原因菌であり、強力な付着力を持っています。歯周骨を破壊する働きに加え悪臭を放つ働きがあるので歯周病の方の口臭が臭うのはこの菌が発生する毒素が原因といえます。
歯周病はお口の中だけでなく、全身の健康とも深い関係があります。早期に発見し、対応していくことが将来のためにもなります。