ニュースレター Vol.97 今月の特集
季節は早くも5月を迎えましたが、外出もままならずお疲れもあるかとは存じますが、もう少しの辛抱と信じて今は力をためておきましょう。
このような状況でありますので体調管理には、くれぐれもお気をつけください。
口腔ケアを行う重要性①
口腔ケアを行う重要性②
口腔ケアを行う重要性③
口腔ケアを行う重要性④
口腔ケアで感染症予防&重症化予防
新型コロナウイルスが蔓延している現在、歯科医院へ行くことをためらっている方もいるかと思います。
しかし、このような時こそ口腔ケアは重要です!!
インフルエンザ感染が口腔ケアにより感染防止できることは研究の結果明らかになっており、同じRNAウイルスである新型コロナウイルスに関しても予防・重症化予防の効果がある可能性が高いと報告されています。
口腔ケアを行う重要性①
~ウイルスが人に感染するのに必要な酵素を減らします~
お口の中の細菌が出すたんぱく分解酵素は、ウイルスが粘膜細胞の中に感染することを促進し、特に歯周病菌は強力なたんぱく分解酵素を持っています。
ウイルスの感染を防ぐためには、お口の中を清潔に保ち、細菌を減らすことが重要です。
ウイルスの感染は鼻・口・目から起こり、お口の中が不潔だと入ってきたウイルスが増殖しやすくなってしまいます。
このため、ご自身での口腔清掃と共に、歯科医院におけるプロフェッショナルケアも重要になります。
また、予防には口腔ケアが大切ですが、自身での口腔ケアだけよりも、歯科医院でのプロフェッショナルケアを行った方が、インフルエンザなどの感染症の発症率を低下させます。
口腔ケアを行う重要性②
~腸内細菌のバランスが整い免疫力を上げます~
ウイルス感染予防には、身体の免疫力を低下させないことも重要です。
腸内細菌のバランスは全身の免疫に密接にかかわっており、腸内細菌のバランスが崩れると、感染症にかかりやすくなったり、さまざまな全身疾患が発症しやすくなります。
お口の細菌が食道・胃を通って腸内にたどり着き、腸内細菌のバランスを乱し免疫力を下げてしまう可能性があると言われています。
お口が不潔な方、特に歯周病にかかっている方は、食事のたびにたくさんのお口の細菌が腸に運ばれるため、全身の免疫力が低下するリスクが高まります。
口腔ケアを行う重要性③
~歯周病菌による炎症や誤嚥性肺炎になるリスクを下げ、重症化を予防します~
誤嚥と言って、食べ物や唾液が気道に入ってしまうことがあります。
お口が不潔だと、細菌が気管に入って肺にまで至り、誤嚥性肺炎という肺炎を起こしてしまいます。
誤嚥のリスクが高い方は、ウイルス性肺炎のリスクも当然高くなりますし、誤嚥性肺炎を起こしている状態で新型コロナウイルスに感染すると肺炎が重症化する恐れもあります。
さらに、歯ぐきに住む歯周病菌が血流にのって全身を駆け巡り、体のあちこちに炎症を起こします。また、歯ぐきの炎症により作られた炎症を起こす物質(炎症性物質)も血流にのって全身へとばらまかれます。
その結果、体の免疫が乱されてウイルス感染による炎症症状が進みやすくなってしまいます。
口腔ケアを行う重要性④
手洗い・うがいに加えて、お口のセルフケア(自身でのお手入れ)とプロフェッショナルケア(歯科医院での専門的ケア)を心がけてください。舌を磨くこともウイルス感染予防に効果があります。
また、さこだ歯科では、しっかりとした感染対策を行っておりますので安心してご来院いただけます。
スタッフ自身が完全防備をしているのはもちろんのこと、患者様に触れる器具や機械は徹底的に殺菌・滅菌を行っております。
さらに、 患者様のお口に入る水は『ポセイドン』という中性電解水生成装置により常に清潔であり、ウイルス除去に着目した浄化システムである『メディカルライトエアー』という空気浄化装置により院内での時間を安心して過ごしていただけます。