むし歯は進行の程度によって、COからC4まで分類されます。
COは、歯の表面がチョーク状に白濁した状態でしっかり歯磨きを行えばエナメル質は修復され、治療しなくても治る可能性があります。
C1は、歯の表面が白濁、黄色または褐色になったり、歯の溝に黒色の点として現れます。この段階までは何の症状もありません。
C2は、むし歯がエナメル質から象牙質にまで進行したもので、黒褐色または黒色に着色しています。象牙質はエナメル質に比べて柔らかく、エナメル質の境で横に広がり、表面は小さな穴でも、中はむし歯になっていることがよくあります。甘いものや冷たいものがしみるようになります。
C3は、むし歯が歯の中の神経や血管にまで進行したもので、むし歯と分かるほどの穴が出来ています。熱いものがしみる、ズキズキ痛む症状が現れ、夜も眠れない状態になってしまいます。
C4は、さらにむし歯が進行し、歯冠部が崩壊して、根っこだけになった状態です。症状は何もないことが多いようですが、急性炎症を起こすと、はれや激痛に襲われることがあります。ここまで進行すると歯を残すことが出来ず、抜かなければなりません。