【むし歯が減る】糖質制限の効果【タンクトップも似合っちゃう】
2022.04.13
こんにちは。歯科医師の渡邉です。
みなさんはダイエット経験はありますか。
私はというと、タンクトップが似合う男になりたくてライザップに通っていたことがあります。
ライザップで行っていたダイエット方法は、徹底した糖質制限と週3回の筋トレです。
特に糖質制限では、食べたものを全部写真に撮って、トレーナーに報告していたので大変でした。
それにしても糖質制限って本当に痩せるものですね。
私は3ヶ月で13キロ減量することに成功しました。
しかし、ライザップを辞めた今はフリーダムな食生活を謳歌しており、しっかりとリバウンドを決め込んでおります。
まあ、ノウハウはわかってるんで、痩せようと思えばいつでも痩せられるんですけどね。←というデブの強がり。
糖質の取りすぎはおデブになるだけではなく、実はむし歯や歯周病を引き起こすと言われています。
ということで、今回は糖質とむし歯の関係についてです。
○糖質がむし歯を引き起こす??
日本人の歴史を見ていくと、その関係がわかります。
旧石器時代では、ナウマンゾウやマンモスなどの動物の猟をして暮らしていました。
この時代の日本人は糖質を取る機会がほとんどなく、むし歯がほぼなかったそうです。
旧石器時代が終わり縄文時代、むし歯率は8.2%まで上がったようです。
縄文人は狩猟をして肉を食べることはもちろんしていましたが、木の実を食べる割合が多かったことが原因と言われています。
木の実には糖質が多く含まれていますから、むし歯率も上がってしまったということですね。
さらに弥生時代では稲作などの農耕生活に移行し、むし歯率は16.2-19.7%程に上がり、また現代の日本人のむし歯率は30%以上まで上がっています。
現代は歯みがきをするようになったり、予防に対する知識が発展しているにも関わらず、この結果です。
つまり糖質を食べる生活になればなるほど、むし歯が増えてきてしまったということです。
○イヌイットのむし歯率は1.9%と低い
イヌイットといえば、カナダ北部やグリーンランドに住んでいる民族です。
極寒の土地なので植物は全く育ちません。
そのため現代でも狩猟生活をしており、オットセイやセイウチなどを食べているようです。
つまりイヌイットは糖質を取らない生活をしているのですが、むし歯率は1.9%と縄文人よりも低いようです。
やはり糖質のむし歯への影響は侮れないようです。
○糖質を減らそう!
ダイエットをしたい人はもちろん、むし歯を減らしたい人も糖質を取りすぎていないか、食生活を見直してみてください。
ヒトの歯の生え変わりは、乳歯から永久歯への一回だけです。永久歯が抜けたらもう生えてくることはありません。
この歯を大事にしていくために歯磨きはもちろん、食生活を見直していくことも考えていきましょう。糖質を控えていけば、むし歯も減っていきダイエットにも繋がって、一石二鳥ですね。
…とか色々言ってる私も痩せれるように、糖質制限ちゃんとしていきます。はい。
さこだ歯科ではお口のことなら何でも相談できます。気軽にご来院下さい!