何事もバランスが大事。もちろん「噛み合わせ」にもね!
2023.03.09
こんにちは、放射線技師の上村です。
3月です。春ですね。種の状態で冬を越した植物が芽を出し、冬眠していた動物達もそろそろ目を覚ます頃合いでしょう。
自然界も人間社会も急な変化が訪れる季節です。新しい出会いや環境に心を躍らせる反面、それらに伴う苦痛もあります。
変化に負けないよう、ほどほどに頑張りましょう。
そして先週、関東地方で春一番が吹いたとの発表が出ました。春一番が吹いた後は気温が下がることが多いそうです。
これから段々と暖かくなってくるとは思いますが、三寒四温とも言いますから、風邪をひかないように気をつけてくださいね。
さて、本題ですが、今回は前回のお話と少し関わりのある内容です。
今回のテーマは「噛み合わせ」について。
食事をする際、誰しもが歯で食べ物をちぎり、すり潰し、飲み込みやすくしてから喉に送ります。
これらの動作は実はかなりの負担が歯にかかるのですが、上の歯と下の歯が上手く噛み合うことで、歯の一本一本に負担を分散しているのです。
しかし、もし上の歯と下の歯が上手く噛み合わない状態だったとしたら、どうなるでしょう。
例えば、上の前歯のみが前に突出していた場合。噛むときに使う歯は奥歯のみですから、本来前歯で負担するはずの力が奥歯にかかっています。
これが食事のたびにかかる訳です。この状態が続くことで奥歯に亀裂ができて汚れが溜まり、虫歯になってしまったり、顎関節症に繋がることも珍しくありません。
改善策はいくつかあります。
根本的に治したいのであれば矯正が一番です。歯を並べ直して負担を分散するのですが、期間が2〜3年ほど、そして費用も掛かります。
矯正に手を出しづらいと言う場合は、マウスピースもおすすめです。夜間の歯軋りなどがある場合の負担を軽減させることはできます。
もし奥歯に銀歯などの被せ物が多かったり、顎の痛みに悩んでいる方は、ぜひご相談ください。
この先何十年と人生は続く訳ですから、そういった悩みは早いうちに解決しておくと楽かもしれませんよ。