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偉大な発見 レントゲン

2022.10.05

みなさんこんにちは!

さこだ歯科では初めて来院された患者様や久しぶりに来院された患者様は、パノラマという全ての歯と顎回りが写るレントゲンを撮影しています。

来院されたきっかけが「詰め物が取れてから入れなおしてほしい」という患者様はレントゲンなんて撮らなくていいとおっしゃるかもしれません。

ただ、このパノラマ一枚与えられたら私たちはドラマ「シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチばりにその患者様の口腔内について推理、

診断できるほど情報量が多いのです。

神経を抜いた治療がされている歯は何本か?

埋まっている親知らずはないか?

顎の関節の形状、長さ、左右対称性で顎関節の具合はどうか?

歯の根っこの先に病気の袋はないか?

歯の根の長さはどうか?(先天的に短い人もいる)

などなど、パッと思いついただけでもレントゲンでないとわからない事がこれだけあるのです。

これは私が今思いついた事で、他の歯科医師や歯科衛生士なら違う視点で違う指摘ができると思います。

レントゲンは患者さんが気づかない、私達でも気づかない問題点を浮き彫りにしてくれます。

詰め物を詰めなおすだけではもったいないのです。

 

今ちょうどノーベル賞の受賞者の選考と発表の時期です。

実はレントゲン撮影に必要な放射線を発見したキュリー夫人も、放射線を人体を透過して見られる形にしたレントゲン博士もノーベル賞の授賞者です。

ノーベル賞は人類の発展に貢献した研究に送られるものなので、実はレントゲンは科学の英知の結晶でもあります。

今その結晶が日々診療に使われて、私たちの健康に貢献してくれています。

せっかくなのでその恩恵にあずかってお口のチェックをしていきましょう。

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