入れ歯に慣れるまで
2022.02.18
こんにちは。歯科医師の隈本です。
2月も半分を過ぎましたが、まだまだ寒い日が続いていますので風邪をひかないように、コロナにも気を付けて手洗いうがいを徹底しましょう。
今回は入れ歯(義歯)について少し書いていこうと思います。
まず、虫歯や歯周病によって歯を失った時にそれを補う方法として
①入れ歯
②ブリッジ
③インプラント
という選択肢が説明されることが多いと思います。
それぞれ長所と短所があるため、患者さんそれぞれによって何を選択するかは異なります。
その中で入れ歯に関しては取り外しが可能で清掃がしやすいことや、製作時に残っている歯を削る量がブリッジに比べて少ないこと、保険適用であることなどが長所として上げられます。
逆に金属の引っ掛ける部分が見えてしまうこと、取り外して清掃をしなければならないという点、噛んだ感覚がブリッジに比べると劣るなど短所としてあります。
次に入れ歯を選択し、製作した後にはその入れ歯を使えるようになるまでには多少の時間と慣れが必要になります。
入れ歯を製作したものの使えないまま着けていませんという患者さんも多いと思います。
最初からどこも痛くない完璧に使える入れ歯というのはなかなか困難で、少しずつ調整して使用できるようになっていくのが一般的です。
入れ歯を付けずに放置したままでは他の残っている歯に影響が出てしまうので、まずは近隣の歯科医院を受診して相談してみましょう。