卑弥呼の歯がいーぜ
2023.07.07
今月のブログのテーマは「食育」についてです🍳
みなさんは食事の時に何回くらい噛んで食べていますか?
邪馬台国の女王、卑弥呼の生きた時代の人々はなんと、一食あたり3990回食べ物を噛んでいたそうです。
現代人の平均は620回と言われていて、噛む回数は約6倍以上になります!
現代では、ハンバーガーやスパゲティなどやわらかい食べ物が多く噛まなくなっている傾向にあります🍔
噛む回数が少ないとお口周りの筋肉の筋力低下につながります。
また、噛むことで顎の発達を促進させます。
永久歯が生えてくるスペースがなければ、永久歯同士が重なって生えてしまい、歯並びが悪くなったり、歯が重なることで汚れが溜まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
そこで1990年、噛むことの大切さを考えるために発足した「日本咀嚼学会」では、「卑弥呼の歯がい-ぜ」という標語を紹介しています🦷
ひ:肥満防止→満腹中枢が働き、食べすぎがなくなる
み:味覚の発達→よくかんで味わうことで味覚が発達する
こ:言葉の発音→お口のまわりの筋が発達して発音がよくなる
の:脳の発達→かむことが脳の発達に関係する
は:歯の病気の予防→かむことにより唾液が分泌され、虫歯を予防する
が:ガン予防→唾液が発ガン物質を中和する
い:胃腸快調→消化がよくなる
ぜ:全力投球→歯をくいしばることで力を発揮できる
よく噛むことで、虫歯や歯周病の予防だけでなく体の機能も改善にもつながります。
食事の際にはよく噛むことを心掛けてみてくださいね☺️!
鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科衛生士 米山