皆さん、こんにちは。

先日は土用の丑の日でした。
夏を元気に過ごすためにうなぎを食べる日として定着しておりますが、このように四季折々、その時の季節にあった旬の食べ物や食の文化は昔の人たちから受け継がれてきた素晴らしい文化、知恵だと感じております。

今回は私たちにとって大切な「食」のお話をさせていただきたいと思います。

私たちの体は様々な成分によって構成されており、体内で合成できるものとできないものがあり、体内で合成できないものは食物から摂取しなければなりません。例えば、筋肉や血液などを構成するタンパク質を構成するアミノ酸のなかには体内で合成できないため食物から摂取しなければならない必須アミノ酸と呼ばれる種類のものもあります。

5大栄養素として糖質(炭水化物)、脂質、タンパク質、ミネラル、ビタミンが挙げられます。

ミネラル、ビタミンのなかには歯の形成や成長発育を助ける種類の成分もあります。ざっくりと歯の形成を説明しますと、歯の一部の構造は、タンパク質の網目の構造にミネラル成分が沈着して形成されていきます。ミネラルはもちろん大切ですが、そのミネラルの吸収を助けるビタミンも大切になります。

私たちの人生は食事のできない胎生期や乳児期から「食」に支えられております。「食」を大切にしながら今年の夏も過ごしたいですね！

鹿児島市中央町　医療法人篤志会　さこだ歯科
歯科医師　児玉(剛)