子供の「空隙」って??
2022.06.23
子供のお口の特徴として、歯の生え変わりについて今回はお話ししようと思います。
生後6ヶ月頃から乳歯が生え、3歳頃に生えそろい、一旦乳歯列が完成します。
よーくお子様の口の中を見てみると、個人差はありますが、隣り合う乳歯同士がピタッとくっついていない場所が見られると思います。
これは「霊長空隙」と呼ばれるもので、乳歯から永久歯に生え変わる際のスペースに利用されます。
他にも「空隙」があります。
身体が成長するにつれ、歯が並ぶ場所「歯列弓」も顎の成長や、永久歯の成長につれ大きくなります。
この時に出来るスペースを「発育空隙」と呼んでいます。このような「空隙」を利用して永久歯が並んでいきます。
そのため、反対に「空隙」が無いと永久歯の歯並びは悪くなる傾向にあります。
ぜひ仕上げ磨きをしていただく際に、「隙間あるかな??」と確認してみてくださいね。
話は変わりますが、歯並びと言えば、お口の癖が原因になる事がありますが、ご存じでしたか??
代表的な癖としては「舌癖」と「口呼吸」があります。
舌で歯を押し出してしまったり、顎の成長(劣成長・過成長)に影響する事もあるんですよ。
普段見慣れていると、気付かないこともあると思いますが、
「あれっ?」と思う事がありましたら何でもご相談いただけると歯医者としても嬉しいです。