小児歯科とフッ素の関係
2025.03.13
こんにちは、診療放射線技師の上村です。
3月に入り、ようやく暖かくなってきましたね。通勤路の梅も満開です。雨続きでジメジメするのは難点ですが、おおむね快適に過ごせるようになってきましたね。
今回は小児とフッ素の関係についてお話ししましょう。
普段はあまり意識することはありませんが、フッ素は自然界にありふれています。海藻や飲料水などに含まれているため日常的に摂取していますし、歯科で言えば歯磨き粉や洗口液にもフッ素を入れています。
ではなぜ歯磨き粉や洗口液に含まれているのでしょうか。
歯の表面はエナメル質という硬い物質で覆われているのですが、虫歯菌が出す酸によって溶け出してしまいます。その状態が続くと、エナメル質内部の柔らかい部分も次々に溶け出して神経まで到達すると痛みが出ることもあります。
しかし、フッ素にはエナメル質を強化し、酸から歯を守る効果があるのです!それだけではありません。虫歯菌の活動そのものを抑える働きに加え、初期段階の虫歯すら修復する効果があります!
しかしフッ素は摂取しすぎると中毒になる恐れがあります。歯科では小児の虫歯予防のために、歯の表面にフッ素塗布を行いますが、適正量を遵守しておりますので中毒の心配はございません。また、成長段階に合わせて歯磨き粉に含まれるフッ素濃度を変更することも推奨されています。幼児期(3〜5歳)には500~1000ppm、学童期(6〜10歳)には1000ppm前後、思春期(11〜15歳)には1450ppm程度です。
フッ素は歯にとってとても重要なものですが、適正量を守って使用しましょう。
鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
診療放射線技師 上村