放置すると怖い!歯周病が引き起こす全身への悪影響
2025.05.05
歯科衛生士 砂坂です。
いよいよゴールデンウィークですね!皆様、ご予定はいかがでしょうか?鹿児島では、新緑が目に鮮やかな季節を迎えています。新生活がスタートし少し疲れが溜まってきてはいませんか??
「最近、歯ぐきが腫れやすい」「歯磨きすると血が出る」といった症状はありませんか? それ、もしかしたら歯周病かもしれません。40代を過ぎると、お口のトラブルが増えてくるものですが、歯周病は決して油断できない病気です。
歯周病は、歯周病菌による炎症が歯ぐきや歯を支える骨を破壊していく病気。進行すると歯を失うだけでなく、恐ろしいことに全身の様々な病気のリスクを高めることがわかっています。
例えば、歯周病菌が血管を通じて全身に回ることで、糖尿病の血糖コントロールを悪化させたり、動脈硬化を促進し、心筋梗塞や脳卒中の原因になったりすることも。近年では、アルツハイマー病との関連性も研究されています。
また、女性にとっては特に注意が必要です。歯周病は早産や低体重児出産のリスクを高めるという報告もあります。
「たかが歯周病」と軽く考えずに、日々の丁寧な歯磨きと定期的な歯科医院でのケアを習慣にしましょう。早期発見と適切な治療が、将来の健康を守るための重要な一歩となります。気になる症状があれば、迷わず歯科医師に相談してくださいね。
鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科衛生士 砂坂