歯医者さんに行ったらされるちくちくする検査
2022.12.12
こんにちは!歯科医師の米丸です。
急に寒くなってきましたね!暖房をあまり付けすぎると乾燥して喉がやられちゃうので気をつけましょう!
さて今日は歯茎の検査についてのお話です。
みなさん歯医者さんで歯茎の検査をしたことがありますか?
歯茎を専用の器具でチクチク触る検査の事で、された事がある方多いのではないでしょうか。
歯茎の検査は歯茎の状態を把握するのにとても重要です。
歯周病の進行具合や歯の状態をチェックする事ができ、歯周病の治療前後の評価にもなります。
検査では、歯周ポケット(歯と歯茎の境目の溝)の深さ、炎症や排膿の有無、プラーク(歯についたよごれ)の付着率や歯のぐらつき具合を調べることができます。
これらのデータから歯周病の治療の方針を決めたり、歯ブラシの指導を行ったりします。
また、治療後にどれくらい改善したかもデータ上で比較ができます。
歯周病には歯肉炎と歯周炎があり、歯肉炎は歯肉に限局した炎症で、歯周炎は歯茎の下の骨が炎症によって溶けてきている状態です。
歯周炎になるとだんだんと骨が溶けていき、最終的には歯がぐらついて抜けてしまいます。
歯周病で歯を無くさないためにも、定期的に歯医者さんにお手入れで通って頂いて、歯周病の原因となるプラークや歯石を取ることが大事になってにきます。
また歯周病が安定している方でも2.3ヶ月に一度は検査をして、評価していく事がとても重要です。
歯茎の検査に関してのお話でした。
また次回もよろしくお願いします^_^