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歯周病と全身疾患

2024.11.13

11月に入り、朝晩少しずつ寒くなってきましたね🍁

体調を崩しやすい時期となりました。寒さ対策や手洗いうがいをして体調管理に気をつけましょう😷!

 

今回のテーマは歯周病と全身疾患についてです。

歯周病はお口だけでなく全身の健康にも影響を与えます。

歯周病が進行すると、出血を起こした歯茎から歯周病菌が体内に侵入します。

歯周病により生じる「炎症性物質」が体に入り込むことで、様々な病気を引き起こしたり、体調を悪化させる要因になると考えられています。

 

歯周病と関連が強い全身疾患

◯動脈硬化・脳梗塞・心筋梗塞

血管の内壁に歯周病菌が入り込み、死んだあとにやわらかいお粥状のかたまりとなり蓄積していきます。これが血管を狭くし、血流を阻害します。

◯糖尿病

歯周病により生じた「炎症性物質」が歯周ポケットから侵入して、血糖を低下させるホルモン(インスリン)の働きを邪魔します。ホルモンの働きが弱まると血糖値が高いままになり、糖尿病を悪化させます。

◯誤嚥性肺炎

本来は胃に入る食物や唾液が誤って気管から肺に入ってしまうことが原因です。肺のなかで食物や唾液に含まれていた細菌やウイルスが増殖し、肺炎を起こします。歯周病になってお口のなかに細菌が多い状態だと、肺に送り込まれる最近の数も多くなります。

◯低体重児出産・早産

歯周病による炎症性物質の増加は、子宮の収縮を引き起こす可能性があります。子宮の筋肉が収縮することによって、予定より早く赤ちゃんが産まれることになります。

 

歯周病はできるだけ早く治療を受け、歯周病菌を少しでも減らすことが重要になります🪥!

 

鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科衛生士 米山

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