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歯磨き粉に含まれるフッ素の量、知っていますか。

2022.06.03

こんにちは。放射線技師の上村です。

6月に入り、天気が崩れることも多くなりましたね。
梅雨入りも間近に迫ってきたようです。
ジメジメとした空気が続くのは気が滅入りますが、シャワーで汗を流すのが気持ちのいい季節なので私は好きです。

 

さて、話は変わりますが皆さんは幼い頃、歯磨きをするのは好きでしたか?

小児からすれば、意味も分からず口の中を泡だらけにされて嫌な時間でしかないでしょう。
歯磨きが好きな小児は少数なんじゃないかと私は思っています。

かくいう私も幼い頃は歯磨きが面倒だったのを覚えています。

最近は色んな味の歯磨き粉も増えてきているので、それを使って騙しだまし歯磨きをさせるのが世の親の常になってきているのではないでしょうか。

小児といえどもむし歯にはなります。
可愛いわが子が歯磨きを嫌がるのであれば、心を鬼にしてでも続けさせなければならない。

親の宿命です。

そして無理やりにでも歯磨きをさせていると、どうしても中途半端になりがちです。

歯磨きをすることが大事なのではなく、歯磨きをして汚れを落としてあげることが大事なのだと心に刻みましょう。

 

そこで今回のお話ですが、歯磨き粉に含まれるフッ素についてお話ししようと思います。

フッ素とは簡単に言うと、初期のむし歯なら治してくれて、歯そのものも強化してくれる、なおかつむし歯菌の活動すら抑えてくれる凄い存在です。

大体の歯磨き粉に含まれていますが、小児の場合は含有量に注意しましょう。

薬も過ぎれば毒となる、ということわざもあります。

何事も取りすぎは良くありません。

私たちが普段飲んでいる水ですら、一度に飲みすぎると水中毒になります。

体の小さな子供ならなおさらです。

一般的な歯磨き粉のフッ素含有量は1000~1500ppm、つまり0.1%~0.15%です。

6歳未満であれば100、500、950ppmなどの子供用歯磨き粉も市販されています。

歯磨き粉裏面の成分表示欄に載っていますので、確認をしてから購入するようにしましょう。

当院でも小児用歯磨き粉は取り扱っておりますので、ご入用の際はぜひ受付にお声掛けください。

といっても、よほどの量を一度に摂取しない限りフッ素中毒にはならないので、あまり重く考えなくても大丈夫ですよ。

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