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歯科治療で使用する麻酔について〜安心して治療を受けていただくために〜

2026.10.30

こんにちは!
さこだ歯科医院の佐藤孝大です。

今回は、歯科治療で使用する「麻酔」についてお話しします。

歯科治療と聞くと、「痛みが怖い」「麻酔の注射が苦手」という方も多いのではないでしょうか。

当院では、患者様にできるだけ安心して治療を受けていただけるよう、痛みへの配慮はもちろん、全身状態や既往歴などを確認しながら麻酔を行っています。

今回は、歯科麻酔の注意点や笑気吸入鎮静法、セデーション、麻酔を受ける際に注意が必要な全身疾患についてご紹介します。

① 歯科麻酔を受ける際の注意点

歯科治療では、痛みを軽減するために局所麻酔を使用することがあります。

麻酔を安全に行うためには、事前に患者様の全身状態を把握することが大切です。

特に、以下のような情報は診療前にお伝えください。

・現在服用しているお薬
・これまでにかかった病気や現在治療中の病気
・薬や麻酔薬でアレルギー症状が出た経験
・過去に麻酔を受けた際の気分不良や体調の変化

また、麻酔後は唇や頬、舌などの感覚が鈍くなることがあります。

感覚が戻るまでは、誤って唇や頬を噛んでしまったり、熱い飲食物でやけどをしたりする可能性があるため、注意が必要です。

麻酔が効いている間は、飲食を控えるか、感覚が十分に戻ってからにしましょう。

② 笑気吸入鎮静法とは?

笑気吸入鎮静法とは、笑気ガス(亜酸化窒素)と酸素を吸入することで、不安や緊張を和らげる方法です。

歯科治療に対する恐怖心が強い方や、緊張しやすい方などに使用されます。

笑気吸入鎮静法には、次のような特徴があります。

・リラックスした状態で治療を受けやすくなる
・意識を保ったまま治療を受けられる
・吸入を中止すると、比較的速やかに効果が薄れる

ただし、笑気麻酔だけで十分な鎮痛効果が得られるとは限らないため、必要に応じて局所麻酔を併用します。

また、鼻からガスを吸入するため、鼻づまりなどで鼻呼吸が難しい場合には適さないことがあります。

③ セデーション(鎮静法)とは?

セデーションとは、薬剤を使用して不安や緊張を軽減し、落ち着いた状態で治療を受けられるようにする方法です。

歯科治療への恐怖心が強い方や、長時間の治療に不安を感じる方などに検討されます。

代表的な方法には、静脈内鎮静法などがあります。

鎮静法では、意識や呼吸への影響が生じる場合があり、使用する薬剤や鎮静の深さによって管理方法が異なります。

そのため、治療中は血圧、脈拍、酸素飽和度、呼吸状態などを適切に監視し、必要な対応ができる体制を整えることが重要です。

また、治療後もしばらく眠気やふらつきが残る場合があります。

静脈内鎮静法を受けた後は、当日の車や自転車の運転を避けるなど、安全面にも配慮する必要があります。

笑気吸入鎮静法とセデーションは、どちらも不安や緊張を和らげる目的で使用されますが、方法や身体への影響、必要な管理体制は異なります。

患者様の状態や治療内容に応じて、適切な方法を選択することが大切です。

④ 麻酔を受ける際に注意が必要な全身疾患

歯科麻酔では、お口の中だけでなく、全身の健康状態にも注意を払う必要があります。

特に、次のような病気がある方は、事前にお申し出ください。

● 高血圧・心疾患

高血圧や狭心症、不整脈などがある場合は、血圧や心臓への負担を考慮する必要があります。

局所麻酔薬に含まれる血管収縮薬の使用についても、病状やコントロール状態に応じて検討します。

● 糖尿病

血糖コントロールの状態や感染への抵抗力、治療当日の食事・服薬状況などを確認します。

特に、絶食や食事制限を伴う処置では、低血糖への注意も必要です。

● 喘息などの呼吸器疾患

喘息の既往や現在の症状、使用中の吸入薬などを確認します。

また、笑気吸入鎮静法では呼吸状態への配慮が必要となるため、病状に応じて適応を判断します。

● 肝臓・腎臓の病気

薬剤の代謝や排泄に影響する場合があるため、病状や服用薬に応じて、使用する薬剤や投与量を検討します。

● 抗凝固薬・抗血小板薬を服用している方

血液を固まりにくくする薬を服用している場合は、抜歯などの外科処置で出血への配慮が必要です。

自己判断で薬を中断せず、必ず事前にご相談ください。

このほか、妊娠中の方、薬剤アレルギーのある方、過去に麻酔で体調を崩した経験がある方なども、事前の確認が大切です。

病気があるからといって、必ずしも歯科麻酔が受けられないわけではありません。

病状や治療内容に応じて、安全性を確認しながら適切な方法を検討します。

⑤ 安心して歯科治療を受けていただくために

歯科麻酔は、痛みや不安を軽減し、患者様に安心して治療を受けていただくための大切な手段です。

一方で、麻酔薬の種類や使用方法によって注意点が異なり、全身状態の確認や適切な管理が欠かせません。

当院では、患者様のお話をしっかり伺い、一人ひとりの状態に合わせた治療を心がけています。

「麻酔が怖い」「以前、麻酔で気分が悪くなった」「持病があるので心配」など、不安なことがあれば遠慮なくご相談ください。

患者様に安心して治療を受けていただけるよう、これからも安全に配慮した診療に努めてまいります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科医師 佐藤

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佐藤 孝大 篤志会さこだ歯科 歯科医師
鹿児島大学歯学部卒業 2022年4月医療法人篤志会さこだ歯科臨床研修医 2023年 4月医療法人篤志会さこだ歯科入社
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