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歯肉炎と歯周炎

2021.08.19

こんにちは。歯科医師の隈本です。

今回は歯周病について少し書かせていただきます。

まず歯周病とは唾液中に存在する細菌によって引き起こされる感染症のことです。

感染症と聞いて少し大袈裟だなーと思うかもしれませんが、実際に人類最大の感染症としてギネスブックで紹介されているくらい感染者は多く、全身疾患とも関連する重要な感染症です。

 

次に歯周病の分類についてですが、病因やステージ・グレードなど様々な分類があり種類も多くあります。

大学の歯周病学で最初に習った簡単な知識としてみなさんに知っておいて欲しいのは、①歯肉炎と②歯周炎の2つがあるということです。

歯肉炎という言葉は聞いたこともあると思いますが、歯周炎という言葉はあまり聞いたことがないかなと思います。

①歯肉炎は歯肉(歯茎)に炎症がある状態で赤く腫れたり、出血があったりします。

②それがもっと進行すると炎症が歯槽骨(歯を支える骨)にまで広がり、歯周炎と呼ばれます。

 

ここまで行くと立派な歯周病です。

 

だからこそ歯肉炎を改善して、歯周炎にならないように気を付けましょう。

そして、どのように歯肉炎を改善するかについてですが、最も重要なことは毎日の歯磨きであり、患者さん一人一人のお口の中に対する意識だと思います。

前回のブログでも書かせていただいた11回のフロスや糸ようじの使用に加え、歯ブラシを使った上手な歯磨きがとても重要です。歯ブラシの圧の強さ、角度、磨き残しの多い部位など、自分だけではなかなかわからないことも多いです。歯周病を一歩でも食い止めて、お口の中から健康的になるため、まずは近隣の歯医者さんへ行き、正しい歯磨きを学びましょう!最後に11回のフロスや糸ようじ、とてもとても大切です!!

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