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虫歯ってくろいの?

2024.02.12

こんにちは。歯科衛生士の田原です。

2月ですね!節分や、バレンタイン、今月もイベントがたくさんありますね(^^)/

2月も楽しんでいきましょう!

 

さて、テーマは「虫歯」についてです。

虫歯と聞くと、黒くなった歯を想像すると思いますが、なぜ黒くなってしまうのか、考えたことがありますか?

自分の歯に、黒い点があるものなら、虫歯では?といてもたってもいられなくなりますよね!

今日はなぜ虫歯が黒いのか、私の知識の範囲内で解説していきます。

 

結論から言うと、虫歯が黒い原因は、主に着色と、変色です。

お口の中では、菌から発生する酸によりエナメル質のリンやミネラルが溶け出す「脱灰」と、溶け出したリン、カルシウムが唾液により歯に取り込まれる「再石灰化」が繰り返されていてバランスを保っています。

「脱灰」と「再石灰化」のバランスが崩れると、つまり歯が溶け続ける脱灰が進みすぎると、やがて歯に穴が開き、虫歯が進行していきます。

再石灰化の段階で、黒色の色素が取り込まれて黒く着色するといわれています。

色素には、お口の中に入り込む食事由来の色素と、細菌が作り出す色素などがあり、虫歯が黒く見えるのは主に着色が原因になります。

変色については、もっと虫歯が進行してくると、一番硬い歯の表面のエナメル質から、それよりも少しやわらかい象牙質のほうに進んでいきます。象牙質はエナメル質に囲われています。
虫歯が中に進んでいく過程で、タンパク質やコラーゲンが分解され炭素ができることで黒くなる場合もあると言われています。これが変色です。

エナメル質より象牙質の方がやわらかいので、中にまで虫歯菌が入り込むと、進行が早まります。ここまでくる虫歯でやっとしみるなどの症状がではじめます。

歯が黒い場合は単に着色の場合もありますが、歯に穴が開いていたら要注意です。

虫歯はといえば黒色だと思いますが、「白い虫歯」も存在するんです。

虫歯になったばかりの時や虫歯寸前だと、歯の表面に白い斑点や白濁したように見られることがあります。
他と比べて透明感が少なく、くすんだような見た目をしているのが特徴です。

歯の定期健診は、歯の健康を守るためにはかかせません。痛みのない状態で虫歯も進行したり、痛みのない状態で、歯茎は腫れたりします。

健康のためにも定期検診を受診しましょう。

 

鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科衛生士 田原

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