1番多い
2025.11.29
こんにちは。
歯科医師の新納です。
寒い日が続くようになってきましたね。
突然ですが、ギネスブックで「世界一患者が多い病気」は何かご存知ですか?
それは、「歯周病」です。
「地球上を見渡してもこの病気に侵されていない人間は数えるほどしかいない」と掲載されているそうです。
歯周病の初期症状は、自覚症状がほとんどありません。そのため、知らないうちに歯周病になっている方々がほとんどだと思います。
自覚症状がないのであれば、症状が出るまで様子を見てもいいのでは?と考える方もいると思います。
歯周病は進行していくと、歯が抜けてしまうこともあります。
気がついたら歯周病で歯が残せなくなっていたということも少なくありません。
また、最近は歯周病が様々な病気に関わっていることがわかってきました。
糖尿病、心臓病、アルツハイマー型認知症、脳卒中などが挙げられてますが、歯周病によって慢性的に口腔内に炎症が起こることで
口腔内の癌とも関与している可能性があります。
若い女性では、妊娠中の歯周病が早産、低体重出産に関与していると言われています。
実は、歯周病はとても怖い病気なのです。
歯を磨けば進行を抑えられると考えられがちですが、成人の8割が歯周病と言われているようにしっかり磨けている方々はとても少ないです。
そのため、定期的なプロのお手入れが必要になります。
今年も残り少なくなりました。
今年が終わる前に一度歯医者さんでお口の中をスッキリしませんか?
鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科医師 新納 彩子


