Cariesとはなんぞや?
2021.07.12
こんにちは、歯科医師の薗田です。みなさん、カリエスとは一体何かご存知でしょうか?聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、そうです!虫歯です!!
虫歯になってしまうと冷たいものがしみたり等して日常生活に影響が出る恐れがあります。自分が虫歯かな?と感じた時、いざ治療となると歯をたくさん削られて嫌だなあと思う方も多いと思います。しかし、虫歯の大きさによって治療の仕方も大きく変わっきます。虫歯の程度ははどのような分類されるのでしょうか。
虫歯は進行具合によってC1からC4までに分類され、さらに虫歯になりかけている状態をC0といいます。歯の構造について簡単に説明すると、歯は神経が通っている歯髄という部位を、象牙質という物質が覆っており、さらに外側をエナメル質という物質が順に外側を覆っています。C0:経過観察を行います。C1:最も外側のエナメル質のみが虫歯になっている状態で、基本的に麻酔なしで治療をすることが可能です。C2:エナメル質・象牙質までが虫歯になっている状態で、治療中に痛みが出る恐れがあるので麻酔を用いて治療します。C3:歯髄まで虫歯が達してしまっている状態で、虫歯の治療に加えて、神経の治療までしなければなりません。C4:根っこの先まで虫歯が進行し、歯が根っこしか残っていない状態で、抜歯しなければならないケースもあります。
これらのことからわかるように、虫歯治療に取り掛かるのが早ければ早いほどより軽い治療で済みます。
では、どうしたら早く虫歯に気づくことができるのでしょうか?その虫歯を発見する場がメインテナンスです!
定期的に歯医者に通うことで、お口の専門家がより虫歯が小さい段階で気づき、皆様にあまり負担がかからないような治療を提供することができます。メインテナンスにしっかりと通って、お口の健康を守っていきましょう!