News

お知らせ

さこだ歯科のニュースや患者さまへのお知らせなど

【エフエム鹿児島 スマイルライフ】手術が決まったら、その前に歯科へ|術前のお口のケアが大切な理由

2026.09.04

さこだ歯科運営スタッフ

さこだ歯科運営スタッフ

エフエム鹿児島で毎週金曜日に放送されている「スマイルライフ」では、さこだ歯科 理事長の迫田がお口の健康や歯科医療に関する情報をお届けしています。

今回のテーマは「手術が決まったら、その前に歯科へ」です。

最近では、病院から「手術の前に歯科を受診してください」と案内されることがあります。「お口の手術ではないのに、なぜ歯科に行くの?」と思われるかもしれませんが、手術前のお口のケアには大切な理由があります。

お口の細菌が全身に影響することがあります

全身麻酔を伴う手術では、口から気管に管を入れて呼吸を助けることがあります。

このとき、お口の中に細菌が多く残っていると、その細菌が管と一緒に肺の奥へ運ばれ、手術後の肺炎につながることがあります。また、ぐらついている歯があると、管を入れる際に歯が折れてしまう可能性もあります。

がんの治療で抗がん剤や放射線治療を行う場合にも、お口の中に炎症があると強い口内炎などが起こり、食事がとりにくくなったり、治療の継続に影響したりすることがあります。

そのため、手術や大きな治療の前にお口の状態を整えておくことが大切です。

手術の前に、できることを進めておきましょう

手術前の歯科受診で行うことは、特別に難しいことばかりではありません。

歯石を取り、お口の状態を確認して必要な処置を済ませ、入院中も続けられる歯みがきの方法や道具についてお伝えします。

こうした手術前のお口のケアによって、手術後の肺炎が減ったり、入院期間が短くなったりしたという報告もあります。

手術を控えた忙しい時期ではありますが、数回の歯科受診がお口のトラブルを防ぎ、体の回復を後押しすることにつながります。

どのような手術のときに必要?

「どんな手術でも歯科を受診した方がいいの?」と思われる方もいるかもしれません。

特にお口の管理が大切とされているのは、心臓の手術、がんの手術や抗がん剤・放射線治療、臓器移植、人工関節の手術など、大きな治療の前後です。

ただし、それ以外の手術であっても、お口が汚れたまま入院してよいということではありません。

「手術が決まったら、まず歯科へ」と覚えておきましょう。

退院後まで続く、お口の管理

大切なのは、手術前だけで終わらせず、退院後も継続してお口を管理することです。

病院と地域の歯科医院が連携し、手術の日程や持病、服用しているお薬などの情報を共有しながら、その方に必要なお口のケアを進めていくことが重要です。

さこだ歯科でも、病院や医科の先生方と連絡を取り合いながら、手術前後のお口の管理に取り組んでいます。歯科衛生士が、ご本人だけでなくご家族にも、入院中に無理なく続けられるケアの方法をお伝えします。

手術や入院が決まった場合は、できるだけ早めにお知らせください。時間に余裕があるほど、事前にできることも増えていきます。

まとめ

手術前のお口のケアは、単に「歯をきれいにする」ためだけのものではありません。

お口の中の細菌や炎症を減らしておくことは、手術後の肺炎などのトラブルを防ぎ、治療を予定どおり進め、体の回復を支えることにつながります。

「手術が決まったけれど、歯科にも行った方がいいのかな?」と気になる方は、早めに歯科医院へご相談ください。


エフエム鹿児島「スマイルライフ」では、迫田理事長が歯とお口の健康について毎週お話ししています。今後も放送内容をホームページでご紹介してまいります。

(2026年9月4日放送分)