乳歯のきれいな歯並びがどのようなものかを説明していきます。
ぜひお子さんのお口の中を観察してみてください。
参考(画像):子供たちを健全歯列に導くためのコツ
〈お口を開けた状態〉
- 歯と歯の間に成長のための空隙がある
- 歯列がU字型をしている
- 歯が上10本、下10本ある
〈お口を閉じた状態〉
- 上下の前歯が接触している
- 上下の真ん中がそろっている
以上のような状態が乳歯のきれいな歯並びです。
大人の場合とは少し違うのがわかりますか?永久歯の場合は、歯と歯の間に隙間はなく、上の歯と下の歯は接触せず、2~3㎜の被蓋があるのがきれいな歯並びです。これらの永久歯と乳歯の差は成長に必要なものなのです。
よくある注意したほうが良い乳歯の歯並びは
参考(画像):子供たちを健全歯列に導くためのコツ
- 上下の前歯がかみあっておらず隙間がある
- 上の前歯が下の前歯を覆っている
- 下あごがでている
- 歯と歯の間に隙間がなく、ぴっちりと生えている
という状態です。そのままにしておくと将来的に出っ歯や受け口、がたがたの歯並びになることが予想されます。
お子さんの歯並びチェックは検診の際にも行います。お子さんの定期健診は歯が生え始める6か月頃から来ていただくとよいと思います。歯並びに異常はないか、虫歯になっていないか、歯磨きの仕方のチェック、フッ素塗布などを行います。
検診の頻度はフッ素の効果がなくなる3か月~4か月に一度をお勧めしています。