被せものをいれて歯の治療が終わったけどなんだか違和感がある…少し高いかも…?ということがあります。
被せものの高さがあっていない状態で噛むと痛みがでることもあり、治療が終わったはずなのに…と不安に感じる方もいるかもしれません。被せものの高さがあっていないときは歯科医院で調整ができますので遠慮をせずに来院してください。
お口の中に髪の毛が入っただけでも気になりますよね。お口の感覚はとても繊細で、数ミリの違いでも大きな違和感がでてしまいます。そのため被せものをはめる際には数㎛単位で調整を行います。被せものの調整は寝た状態で行うため、通常の座って噛んだ時との違いを感じる方がいらっしゃいます。
また、調整の際に普段通りカチカチ噛んでいるつもりでも、緊張などにより実際よりも軽く噛んでしまい、おうちに帰ってリラックスしてしっかり噛んでみると高いかんじがする、という場合もあります。高い被せものは固いものを噛んだ時など、グッと力が加わると歯周組織を圧迫してしまい痛みがでます。また力が加わりすぎると歯が割れてしまうこともあるのです。
治療法
まずは咬合紙という噛んだ位置を記録することのできる紙を噛んでいただき、歯のどの部分が強くあたっているのか?ギリギリしたときに邪魔になっていないか?などを検査します。
咬合紙を噛むと噛んだ位置が歯に印記されるため、高い部分をお口の中で削り調整します。削ったときにでる金属片などは口腔内バキュームで吸い込むため安心してください。歯を削るわけではないため麻酔などは行いません。調整は気になったときにすぐに行うことができます。また、メンテナンスの際にチェックすることもあります。