みなさんは食事の時に何回噛んで食べていますか?女王卑弥呼の生きた時代の人々は、一食あたり3990回食べ物を噛んでいたとか。現代人の平均620回と比べると、なんと6倍以上です。
噛む回数が少ないと、歯並びが悪くなり、虫歯や歯周病の原因にもなります。忙しい現代人は、ファストフードなどで急いで食事を済ませ、噛まなくなっている傾向にあるのです。
そこで1990年、噛むことの大切さを考えるために発足した「日本咀嚼学会」では、「卑弥呼の歯がい-ぜ」という標語を紹介しています。
ひ:肥満防止→満腹中枢が働き、食べすぎがなくなります
み:味覚の発達→よくかんで味わうことで味覚が発達します
こ:言葉の発音→お口のまわりの筋が発達して発音がよくなります
の:脳の発達→かむことが脳の発達に関係します
は:歯の病気の予防→かむことにより唾液が分泌され、虫歯を予防します
が:ガン予防→唾液が発ガン物質を中和します
い:胃腸快調→消化がよくなります
ぜ:全力投球→歯をくいしばることで力を発揮できます
よく噛んで食べることは、健康の源。もちろん、歯みがきも忘れずに!