歯ぐきが腫れた、というと歯の周りにプラークが残っている事が原因であったり、歯周病を疑いますが、実は、日ごろ服用されているお薬の副作用で腫れてしまう事もあります。
このことを『薬物性歯肉肥大』、『薬物性歯肉増殖』といいます。
主なものとしてけいれんを抑える抗てんかん薬、高血圧治療の中で使用されるカルシウム拮抗薬などは歯肉肥大が起こりやすいと言われています。
この歯肉肥大は歯と歯の間の歯肉が腫れてしまう軽いものから歯が隠れてしまうほど大きく腫れてしまうものもあります。
年齢が若い方や、服用薬の量が多い方は腫れも大きくなる傾向が見られます。
服用薬による副作用なのですが、身体のためにも服用をストップするわけには行かないので定期的に歯科医院で機械でのお掃除を行う事、日ごろのブラシングをしっかり行う事などが重症化させない方法となります。
身体の健康、お口の健康のためにも歯医者で定期的なクリーニングをお勧めします。