唾液が減るとどうなるか
唾液の分泌量が減ると、口の中が乾燥し、食べ物が飲み込みづらくなる、口の中がネバネバする、口臭がきつくなる、話しにくくなるなどの不快感が慢性的に続くことがあります。
唾液の分泌不足によって、唾液が本来果たしている自浄作用が働かず、口臭、舌痛、口内痛の原因になったり、カンジダ菌による口内炎、虫歯や歯周病などにかかりやすくなる場合もあります。
自浄作用
歯や歯間に付着した食べかすやプラーク(歯垢)を洗い流す。
抗菌作用
抗菌作用をもつ成分が口の中の細菌の増殖を抑える。
pH緩衝作用
飲食により酸性に傾いた口内のpHを中和させ虫歯を防ぐ。
再石灰化作用
飲食により溶けかかった歯の表面を修復し虫歯を防ぐ。
消化作用
酵素アミラーゼがデンプンを分解し消化しやすくする。
粘膜保護・潤滑作用
粘性のあるムチンが粘膜を保護し、発声をスムーズにする。
溶解・凝集作用
味を感じさせ、噛み砕いたり飲み込んだりしやすい塊にする。
粘膜修復作用
上皮成長因子と神経成長因子が傷を治す