みなさんは骨粗鬆症という病気をご存知でしょうか。
骨粗鬆症は加齢や閉経、カルシウムの体内への取り込み不足などが原因で、骨内のカルシウム量が減って骨がスポンジ状になる病気です。
今回は骨粗鬆症と歯科のお話をしたいと思います。
歯周病は周囲組織が歯周病菌により破壊され、歯を失う病気です。
歯周病の予防はプラークコントロール、つまり細菌を寄せ付けないことが第一となります。ただ、歯を支えている歯槽骨と歯は、例えば歯ぎしりなどの場合、体重と同じくらいの力を支えなければなりません。
骨粗鬆症になると、土台となる歯槽骨がスポンジ状になるため歯を支えきれず、傾斜移動してしまいます。
その結果、歯並びが乱れる他、噛み合せにまつわる様々な症状が現われます。