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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
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歯磨き粉の選び方のポイント・コツ!
おすすめ歯磨き粉15選?種類や選び方も紹介

ドラッグストアやスーパーの売り場では多くの商品が並んでいます。何も手がかりがなく売り場の前に立つと、どれを選んでいいのか迷ってしまいますね。結局、CMでよく流れているものやパッケージデザインがキレイなもの、口コミで人気の商品を選んでしまうということはありませんか?歯磨き粉は何を基準に選べば良いのでしょう。

その鍵は「歯の状態」と「使用目的」とにあります。たくさんある歯磨き粉には、それぞれ特色があるのです。含まれている成分も目的によって違ってきます。例えば、虫歯予防をメインに考えるのか、歯周病予防をメインに考えるのか、美白をメインに考えるのか。目的によっておすすめの商品は異なってきます。以下、目的に合わせた歯磨き粉の種類とタイプを紹介していきます。

歯磨き粉の種類・タイプ
おすすめ歯磨き粉15選?種類や選び方も紹介
ペースト状の歯磨き粉
通常、私たちが呼んでいる「歯磨き粉」といえばこちら。CMなどでも毎日新商品を目にしますね。このタイプの特徴は、発泡剤が含まれているため泡立ちが良いということ、少量でも使用できるためコスパが良く、泡が口内の隅々まで行き渡るのでスッキリした感じになり、人気です。コスパ重視の人には最もおすすめのタイプです。

ただし電動歯ブラシ使用の際には、飛び散ってしまうのでNG。虫歯予防、歯周病予防、知覚過敏予防などと目的に応じて様々な商品が発売されていますのでニーズに合ったものを選ぶようにしましょう。

ジェル状の歯磨き粉
このタイプは基本的には泡立ちません。泡立たないということのメリットは、汚れを見つけてブラッシングしやすいということ。泡だらけになるとそれだけで磨けていると錯覚してしまい、歯磨きを終わらせてしまいがちです。また、泡が口から垂れてきてしまわないので、メイク崩れを防げます。

モコモコ泡に慣れてしまうといささかスッキリ感の面では満足しにくいかもしれませんが、時間をかけても丁寧に歯磨きをしたいという人におすすめです。研磨剤不使用のものが多く、刺激が少ないといった点も歯が敏感な人たちから人気です。目的に応じて様々な商品が発売されていますのでニーズに合ったものを選ぶようにしましょう。

フォーム状の歯磨き粉
ポンプを押すとペースト状よりも軽くフワフワとした泡が最初から出て来るタイプの歯磨き粉で、使用の際のお手軽さとねっとりしていない軽い泡立ちとが人気。ワンプッシュで必要な量が出てくるので思わず出しすぎたりといった失敗が防げるのも魅力。

以上のような理由から、子供からも人気が高まっています。時短重視の人、ペースト状歯磨き粉特有のねっとり感が苦手だという人におすすめです。目的に応じて様々な商品が発売されていますのでニーズに合ったものを選ぶようにしましょう。

歯磨き粉の上手な使い方:
おすすめ歯磨き粉15選?種類や選び方も紹介
歯磨きなんて汚れを落とせば良いのでは?と、適当にやっていると、口の中に思わぬダメージを起こしてしまう可能性があります。泡だらけにして丁寧に磨いているのに虫歯になってしまった…なんてことも。きちんと磨いたつもりでも、実は磨けていないといったことが起こりうるのです。では、以下におすすめの使い方を紹介します。

まず、歯ブラシを濡らさずに歯磨き粉をブラシの3分の1程度の面積につけます。濡らした状態でつけると、ペースト状の場合泡が立ち過ぎてしまい、磨けていなくても磨けていると錯覚してしまうためです。その後いきなり磨き始めるのではなく、歯ブラシについた歯磨き粉を全体の歯に塗り広げます。そして歯ブラシを鉛筆のように持ち、優しく力を入れず、細かく振動させるような要領で磨いていきます。必要な成分(フッ素など)を流してしまうことを避けるため、歯磨き後のうがいは少量の水で行うようにします。その後30分程度は飲食を避けるのがベター。

歯磨き粉を使う時の注意点
歯垢を取り除くことが最大の目的であっても、歯磨きとはただ力任せにやればいいというものではありません。不必要に力を入れ過ぎると歯垢はおろか歯の表面までブラシで削り取ってしまいます。歯肉を削って歯肉炎を悪化させてしまう場合も。

また、見逃せないのが「歯磨き粉アレルギー」というもの。大抵の人には起こらないとされていますが、合わない商品を使っているうちに唇が腫れてしまったり、湿疹のような症状が現れたり、舌が腫れている様な感覚になる人も。違和感を感じたら、使用をやめて専門医に相談するのがベストです。