歯の根っこを支える骨が知らず知らずの内に溶けてなくなり、歯がグラグラ動いてきてしまう『歯周病』。
最終的には抜歯になることもあり得ます。
今では成人病の一つとも言われていますがいったい、いつから歯周病はあるのでしょうか。
実は、旧石器時代時代のネアンデルタール人の顎の骨から歯周病が見つかったているそうです。かなり古い時代からあったんですね。
また、古代エジプト時代になると身分の高い王様のミイラから重度の歯周病の状態(歯を支える骨が溶けて、歯がいくつも抜け落ちてしまっている状態)が発見されました。
食生活が豊かになり、火を通した柔らかい食べ物を好む人ほど歯周病にかかっている傾向があったようです。
歯周病は食生活との深いつながりがあったのですね。現代人も最近はかみごたえのある食事より、柔らかく濃い味付けでおいしく調理された食事を好む傾向があります。要注意です!
お口の中の大きな病気にもう一つ『むし歯』があります。
むし歯は砂糖との深いつながりがあるようです。
むし歯が多く出始めたのは江戸時代からと言われています。南蛮貿易により砂糖の利用が始まり、共にむし歯も多くなってきたと言われています。
砂糖は当時高級品であった為、階級の高い人たちに多い病気だったようです。むし歯が一般的に広まるようになったのは戦後からだそうです。
食生活と砂糖の量。私たちも自分の生活を見直してみるきっかけになりそうですね(^o^)/