歯科で行うレントゲン撮影は、むし歯や歯周病の状態確認はもちろん、様々な判断を行う上で非常に重要な資料になります。
しかし、被ばく量が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
国際放射線防護委員会ではCTやレントゲン撮影時、原子力発電所での放射線の被ばく量の限度として年間1mSv(ミリシーベルト)が理想であると言われています。
原子力発電所等の事故など緊急時には10倍から200倍になります。
一方歯科でのレントゲンでの被ばく量はデンタル(小さい写真)0.01~0.03mSv/1枚、パノラマ(全体を映す大きな写真)0.02~0.03mSv/1枚 CTは0.1mSv/1枚となっています。
歯科のレントゲン撮影での被ばく量は胸部や胃など全身を撮影するレントゲンの放射線被ばく量よりかなり少ない数値です。
妊娠中の方でも撮影は問題ない数値と言われています。(胎児の奇形や精神発達遅延に表れる数値としては250mSvといわれています)
ただし、妊娠中は必要最低限の撮影にとどめた方が良いので妊娠中の方は必ず一言相談する事をお勧めします。