お口の中を見たときに、他の銀歯と違い 少しくすんだ鉛色の詰め物がみられることがあります。
これは『アマルガム』といって少し前まで普通に一般的に行われていた虫歯の治療になります。
虫歯を削ったあと銀色の詰め物をつめるのですが、この時に使用する金属には水銀が含まれています。(水銀50%、銀34%、スズ9%、銅6%、少量の亜鉛でできています)
水銀が身体によくないことはみなさんご理解ができるかと思います。
この金属は身体によくない金属ではありながらも、戦後の厳しい状況から行われていた治療でありやむを得ず使用していたと考えられています。(いまの歯科治療では使用されていません)
水銀は劣化が激しく、ほぼ3年経過すると劣化が始まり10年後には60パーセント~80パーセント劣化し消失するというデータもあります。
アマルガムが身体に及ぼす影響として、疲労感、頭痛、めまい、皮膚炎、アレルギー、不眠、不整脈などまだまだたくさんの症状があります。アマルガムを除去することで症状が改善されるケースも多く見られます。
今の歯科治療では、身体に有害なアマルガムを除去し身体に安全なプラスチックの材料でつめなおす方法があります。
アマルガムは見えない歯の裏側や、かみ合わせの面に行っていることが多く自分では気づかない場合があります。
歯医者さんでの定期健診でアマルガムの存在を指摘された場合は歯科医に相談されるとよいかと思います。