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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
スタッフブログは移転しました。→新スタッフブログ

みなさんこんにちわ!

皆さんは歯を抜いた後、もしくは自然と抜けた後そのままにしていませんか?

抜いたのが親知らずや乳歯ならばあまり問題ではないですが、永久歯が抜けたりした後そのままにしていませんか?

今日は歯がない状態で放置し続けるとどうなるかご紹介したいと思います。

歯は顎の骨にしっかり固定されているわけではありません。上下28本(親知らずを入れると32本)が、1本1本微妙に動きながら正しく並び、アーチの歯列 を作って、お互い支え合いながら安定を保っています。

1本でも歯を失うとその安定が壊れてきます。両隣の歯は抜けた歯の方へ傾いてきます。かみ合う相手の歯は支えを失って、上の歯は下へ、 下の歯は上に伸びてきます。

歯が動きだすと、他の歯も影響を受けてどんどん動き出し、かみ合わせのバランスが崩れます。 私たちは、かみ合わせのバランスを修正するように歯や口を動かすので、顎や周囲の筋肉に無理な負担をかけます。その結果、顎関節症や姿勢のゆがみを訴える患者さんもいらっしゃいます。また、歯並びが悪くなっているので、歯磨きなどのホームケアがしにくく、口の中はむし歯歯周病が発症しやすい環境になってしまいます。

歯を抜いたからといって終わりではなく歯医者でそのあとの治療方針を先生と一緒に考えることをお勧めします。