親知らずが繰り返して腫れる、痛む、または虫歯で残せない、歯周病が進んで残せない…
さまざまな理由でどうしても歯を抜く選択になってしまう場合があります。
歯を抜いた後はできるだけ早く、痛みなく、抜いた後の穴を治したいですよね。
歯を抜いた後は血がでてきます。これは自然な現象です。しかし、血が出るから、気持ち悪いからといってつばを頻繁に吐き出したり、うがいで口の中を何回もゆすぐ行為は要注意です!!
たとえば、転んでひざをすりむいた場合、傷口を保護する目的として血が出てきます。やがてかさぶたになり傷口を治していきます。
これは口の中でも同じこと。実は血が出て、塊になって抜いたあとの穴をふさいでくれることが非常に重要なのです。
つばを頻繁に吐き出したり、うがいを何回もするとこの血の塊がなくなってしまい、抜歯した後の穴がむき出しの状態になってしまいます。この状態を『ドライソケット』といいます。
ドライソケットの状態になってしまうと何もしなくても非常につよいズキズキした痛みが続き、治りも悪くなります。
抜歯した後、血が出ることで不安になることもあると思います。でもこれは身体が傷を治すために行う大事な流れなのです。
※口いっぱいに血が溜まるようであれば歯医者さんに相談しましょう。