最近、唾の量が少ないような気がする…。口がよく乾燥するような気がする…。そのように感じることはありますか?
ドライマウスといって唾の量が減少し口の中が乾燥していく病気があります。
全身疾患(糖尿病、腎不全)から起こるもの、服用薬野副作用から起こるもの、さらには最近はストレスから起こるもの、もあります。
ストレスで、緊張することによりのどが渇くような症状が出たりします。
さらには、昔に比べ食の好みが変わってきています。噛み応えのある食べ物からやわらかい、あまり噛まなくても食べられるものがこのまれてきており、その影響で食べ物を噛む時間が少なくなってきています。噛むという行為はつばの出を促すのですが、唾がでてくる『唾液腺』は筋肉によって動いています。
噛む力が弱くなるとこの筋力も弱ってきて唾が出る量も少なくなってきます。
ドライマウスの状態が続くと虫歯や歯周病になりやすいほか、誤嚥性肺炎も起こりやすくなります。
口の中が粘ついたり、口臭がしたり、舌が痛んだり、物がうまく飲み込めないなどの症状がありましたら歯科医院に相談してみましょう。