皆さん。「歯垢」「プラーク」といった言葉を聞いたことがあると思います。
知っている方は約7割ほどいるようですが、理解されている方は2割と意外と少ないようです。
では、「歯垢」とはいったい何なのでしょうか?
歯の表面に付着しているネバネバしているものが「歯垢」です。
「歯垢」と「食べかす」は一緒と思っている方が多いようですが、実は違います。
歯垢は、細菌とその代謝物のかたまりと言われております。歯垢1mgあたりに約1億個以上の細菌が存在しているようです。
歯垢はお口の環境により増殖します。
①唾液の流れが少ないところで増殖する
口の中には細菌が多く存在します。その多くは唾液によって流されます。しかし、唾液の流れが少ないところに歯垢は付着し増殖します。
②歯垢が少しずつ作られる
2日間くらいは菌の増殖が続くと言われております。少しずつ歯垢が作られます。
③ミュータンス菌により付着
むし歯の原因菌であるミュータンス菌が、食品中の糖を原料にネバネバした物質を作り出し、歯に歯垢を作ります。
歯垢を除去するためには、普段のブラッシングがとても重要です。丁寧にブラッシングをすることはもちろん。歯みがきの際は歯磨き粉を使用することが歯垢除去に役立ちます。
どうしても汚れが溜まりやすい箇所は歯科医院で専門のスタッフにクリーニングをしてもらいましょう。