唾の働きはさまざまなものがあります。
●熱いものを食べたときにやけどしないように粘膜を守る働き
●会話や食事をするとき、舌や口の動きをスムーズにする働き
●虫歯の進行が始まりだしたときに元の状態に戻そうとする(再石灰化)働き
●虫歯菌が出す酸を中和する働き
●風邪等、ウイルスから身体を守る働き
●食べ物を消化する働き
●味を溶かし、感じやすくする働き
●身体に水分が足りなくなったときに水が欲しくなるサインを出す働き
まさにたくさんの働きがあります。では、唾が少なくなったらどのような症状が出てくるのでしょう。例えば…
2.カンジダ菌が繁殖し、ピリピリした痛みが出てくる
3.口内炎ができやすい
4.入れ歯が痛くなったり、外れやすくなる
5.口臭がきつくなる
唾が少なくなってくる原因として、服用薬であったり、年齢を重ねることでも起こります。シェーグレン症候群という自己免疫疾患も存在します。また、がん治療のレントゲン撮影など強度な放射線が唾液腺に影響し唾液が少なくなることもあります。ストレスが多いときも少なくなります。
唾液が少なくなってきたな、と感じるときは自己マッサージでも効果があります。
耳の前あたりに指を置き(人差し指、中指、薬指)ゆっくり円を描くように回します。右回り、左回りと行いましょう。
あごの下からあご先まで、親指でぐっと押すように動かしていきましょう。
また、食事の時にしっかり噛むことでも唾は出てきます。一口ごとにしっかり30回噛むよう心がけましょう。