ニュースレター Vol.100 今月の特集
長かった梅雨がようやくあけた途端に猛烈な暑さとなり、また、今年はコロナ対策のマスクや換気のため、例年以上に暑さが身に染みる毎日となっておりますが、皆様如何お過ごしでしょうか?
コロナと共存する生活は不便さも多々ありますが、皆様が健やかにお過ごしになれますようお祈りいたします。
さこだ歯科でも感染対策強化する中で、皆様にご協力頂く場面もございますが、ご理解の程よろしくお願い致します
糖尿病と歯周病
糖尿病を患う方は歯周病になりやすいことが分かってきました。
一方で、歯周病になると血糖コントロールが悪くなるとも言われています。
まずは、自身のお口の状態を確認してみましょう。
上の症状が当てはまる方は歯周病の可能性があります!!
ではまず、歯周病とはどのような病気でしょうか?
歯周病とは、歯垢(プラーク)の中の細菌が歯肉に炎症をひき起こし、やがては歯を支えている骨を溶かしていく病気のことで、結果的に歯を失う原因となります。
歯垢(プラーク)は取り除かなければ硬くなり、歯石と言われる物質に変化し歯の表面に強固に付着します。 この歯石の中や周りに更に細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素を出し続けます。
歯周病原因は歯垢(プラーク)ですので、これをしっかり取り除くことが大切です。また、歯石になってしまうと、セルフケアで取り除くことが出来ません。歯科医院でのプロフェッショナルケアを定期的に受けることも大切です。
糖尿病と歯周病の関連
なぜ、歯肉の炎症である歯周病が糖尿病に関わってくるのでしょうか?
出血や膿を出しているような歯周ポケットからは、炎症に関連した化学物質が血管を経由して体中に放出されています。
歯周ポケットから出て血流にのった炎症関連の化学物質は、体のなかで血糖値を下げるインスリンを効きにくくします(インスリン抵抗性)。そのため、糖尿病が発症・進行しやすくなります。
このように、歯周病と糖尿病には密接な関係があります。また、お口の環境が影響を与えるのは糖尿病のみではありません。
心臓疾患・気管支炎・肺炎・脳梗塞・心筋梗塞など様々な全身疾患とも深い関わりを持っています。