どう違う?歯肉炎・歯周炎
2022.11.08
皆さんこんにちは!歯科技工士の吉満です。
お口の病気で身近なものである「歯肉炎」と「歯周炎」。
今回は、名前も似ていて違いが分かりづらいこの二つの症状の違いについてお話しさせていただきます。
⚪︎歯肉炎
歯肉にのみ炎症が現れている状態。
歯と歯ぐきの隙間の「歯周ポケット」と呼ばれる溝に、細菌の潜む汚れがたまることが原因。
症状として、
・歯と歯の間の歯肉の腫れ
・歯肉からの出血
などがあります。
⚪︎歯周炎
歯肉炎がさらに進行し、歯槽骨(歯を支える骨)にまで症状が出ている状態。
軽度、中等度、重度に分けられる。
症状として、
・歯茎の腫れ、痛み
・歯肉からの出血
・歯周からの排膿
・歯の揺れ(歯槽骨の吸収によるもの)
などがあります。
「歯肉炎」と「歯周炎」2つの大きな違いとして、症状が骨まで進行しているかどうかです。
早い時期に口の中の異変に気づき歯医者での治療を行うことで、治療時間も治療費も少なく抑えることができます。
また、定期的な検診や正しいブラッシング方法などで予防に努めることも大切なことです。