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口は万病のもと

2022.11.10

こんにちは。医療事務 西川です。
今月のブログテーマは「検査」ということなので、「検査を行う目的」について書こうと思います。

ところで『国民皆歯科健診、2025年度導入を目指し義務化へ』という言葉を聞いたり、目にしたことがありますか?
2022年6月、閣議決定した経済財政運営の指針「骨太の方針」に組み込まれた、全国民に毎年の歯科検診を義務化の実現を目指す方針です。

政府が義務化するほど、歯科健診の必要性になぜだろうと思う方もいらっしゃると思います。
口腔の状態が身体の健康に大きな影響を与える密接な繋がりがあります。
例えば、歯周病の原因菌=歯周病菌が血管に入ると、血糖値をコントロールするインスリンの働きが衰え、糖尿病を悪化させることがあります。
また、血管内で炎症が起こると全身の病気を悪化させることもあります。
細菌感染によって引き起こされる歯周病は、歯茎や歯を支える骨などを溶かしてしまい、歯を失って噛む機能が低下すると、肥満や認知症のリスクが高まります。
その他にも噛み合わせが悪いことで身体が歪み、血流が悪くなるため、肩こりや偏頭痛の原因にもなります。
耳の不調や手足の痺れ、原因不明の体調不良が噛み合わせのせいだったということも少なくありません。
定期的に歯科健診を受けていれば、歯科疾患の早期発見や早期治療ができ、予防になる病気もたくさんあるのです。
歯科健診の受診率は低く、痛みなどの違和感があった時に歯科医院を受診するという人が大多数といわれていますが、
ご自分の大事な身体、他の人より一足先に健康促進してみてはいかがでしょうか…

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