FAQ

よくあるご質問

よくあるご質問をまとめました。

皆さんは子供の歯(乳歯)と大人の歯(永久歯)の違いを知っていますか?

乳歯はむし歯になりやすく、健康を保つためには親御さんの協力が不可欠です。乳歯についてご説明していきますので、少しでも乳歯管理のヒントになればと思います。

乳歯は何本?


乳歯はすべて生えそろうと20本

乳歯はすべて生えそろうと20本あります。

すべて生えそろうのはだいたい2歳半~3歳頃です。子供の成長は個人差がありますので、「3歳すぎてもまだ生えそろっていない!」と心配することはありません。4歳を超えても生えそろっていない場合は先天性欠如といい、もとから歯がない可能性があります。エックス線写真を撮影して、歯茎に埋まった状態になっていないか、元から歯がないのかを確認します。また、乳歯が足りなかったからといって、必ずしも永久歯も足りないというわけではありません。

歯が足りないだけでなく、歯と歯がくっついて生えてくる場合もあります。どちらの場合も特殊なことではなく、よくあることなので心配しすぎなくて大丈夫です。

健康な乳歯


乳歯

永久歯

健康な乳歯は永久歯よりも白いです。

これは一番外側にあるエナメル質が柔らかくて薄く、中の象牙質がよく見えるからです。また、神経のお部屋も永久歯に比べて大きいです。そのため、むし歯になるとすぐに神経のお部屋へと到達してしまいます。神経の治療は子供の場合でも大人の場合と同じようにしていくため、時間もかかりますし麻酔も必要です。

歯の色が少し違う部分がある、という場合はむし歯の可能性がありますので、早めに歯科医院を受診して検査をうけてください。

歯磨き指導

〇歯が生えていないとき

歯が生えていないので歯ブラシを使っての歯磨きというものは必要ありませんが、授乳後などにガーゼを指にまいてお口の中を優しく拭ってあげてください。

お口の中が健康に保たれますし、口元を触られるということに慣れてもらうことができます。今後歯磨きをするときにスムーズにできるようになりますのでおすすめです。ミルクが口の中に残っているとダメ!というわけではないため、できる範囲で優しく行いましょう。

〇乳歯が生えてきたら

歯が生えてきたら歯ブラシを使って磨いてあげてください。

お子さんの機嫌によっては歯磨きがなかなかできないときもあると思います。そのようなときは無理に歯ブラシを使おうとせず、ガーゼで拭う程度でも大丈夫です。まずは“歯磨き=嫌なこと”にならないように、少しずつ慣らしていきましょう。寝ている間は細菌が繁殖しやすいため、寝る前にはなるべく歯磨きをしてあげるとよいです。口元は敏感な場所のため少しさわっただけでも嫌がるというお子さんもいます。初めのうちは全く磨けなくても大丈夫です。

軽く歯ブラシをあてるというところからはじめて、少しずつ進めていきましょう。

→磨き方

  • お子さんの頭を膝の上にのせ、あおむけにします。
  • 歯ブラシは子供用のものを使ってください。ヘッドが小さく磨きやすいです。
  • 歯ブラシはペンを持つときと同じように握り、軽い力で小刻みに10~20回ほど動かします。
  • 歯茎を磨いてしまうと痛いため、歯茎にブラシがあたらないようにしてあげるとよいです。
  • 頭はしっかりと固定してください。歯ブラシがお口の中にあるときに急に頭を動かすと危険です。
  • お子さんがやる気になるようなキャラクターがついてるものや、歯磨き粉も子供用の甘いものを使ってあげるとよいです。

お子さんの成長にあわせて自分で歯磨きをさせてみましょう。

その場合は最後に仕上げ磨きをしてあげてください。仕上げ磨きの際は、特に歯と歯の間、奥歯、前歯の唇に隠れている部分をチェックしてみてください。何歳まで仕上げ磨きをしなくてはいけない、という決まりはありませんが、6歳以降は乳歯が永久歯へと生え変わっていきますので、可能な限り仕上げ磨きをしてあげてむし歯を予防してあげるとよいと思います。

歯科医院での歯磨き指導

お子さんの歯磨き指導もおこなっています。

ある程度自分で歯磨きをできる子には、汚れを染め出して汚れの残り具合をみてもらったり、歯ブラシの動かし方を直接お子さんに説明します。また親御さんには仕上げ磨きについてもお教えします。自分で歯磨きができない小さなお子さんの場合も、親御さんに歯磨きの仕方をお教えしています。お子さんの治療や指導の際はいつでも親御さんが付き添っていただいて大丈夫です。

さこだ歯科では小児歯科専用のブースを用意しており、ほかの患者さんを気にせずに来院していただけます。入口も別にしていますし、託児所も設置しています。

歯医者は何をされているかよくわからない、治療は痛い、など子供にとって怖い場所になりやすいです。まずは歯磨きにも慣れてもらい、歯医者にも慣れてもらい、むし歯を作らないようにして怖いという思いにさせないことが大切です。歯医者はお子さんだけでなく親御さんも不安だと思います。

気になることはなんでも相談してください。子育ては大変だと思いますが少しでもお力になれたらと思います。 

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